皆さんはfxと聞いてどんなイメージを持ちますか?外国の通貨が絡むと途端に難しく感じますが、仕組みを理解すれば難しいことはありません。

投資信託とヘッジファンドは違います

投資信託もヘッジファンドも、資産を専門家に預けて運用してもらうという点では同じです。
しかし両者には幾つかの違いがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
わかりやすい点から言えば、投資信託は1万円程度の少額から購入することができ、一般投資家も気軽に利用しています。
これに対してヘッジファンドを購入するには数千万円の資金が必要で、主に機関投資家や富裕層が利用し、一般人には情報さえなかなか伝わってこないのが普通です。

投資信託にはフルインベストメントという原則があって、預けられた資金は全額が運用に回されます。
余った資金を貯めておくという発想はありません。
これに対してヘッジファンドは、より自由に資金を運用するのが特徴です。
一般に投資信託は公社債や大企業の社債など、確実性の高い投資対象を中心に選びます。
ヘッジファンドは金融工学の知識を駆使して、先物取引などを含め、よりハイリスク・ハイリターンな投資を行うのが普通です。

投資信託の目的は、ベンチマークを上回る運用成績を上げることとされています。
ベンチマークとは日経平均やTOPIXなど、市場の指標となる数値のことです。ベンチマークは各々の投資信託ごとに設定されています。
ヘッジファンドは市場の指標には関係なく、1円でも多くの利益を上げることを目標にしています。
投資信託は相対収益を目指し、ヘッジファンドは絶対収益を目指すと表現されることもあります。

投資信託は相対収益が目標になり、ベンチマークを上回っていれば成功とされます。
たとえば指標が20%下落したとき、投資信託の値下がり率が10%であれば成功になります。
そのため景気が悪化し、市場全体が下落している局面では、成功しても損する場合があります。
これに対してヘッジファンドは、たとえ市場全体が暴落していても、プラスの利益を上げなければ成功とは見なされません。
評価の厳しさが両者の違いのひとつと言えます。

解約すべき投資信託とは

投資信託はたとえ価格が下落しても、手数料はきっちり取られます。
具体的には0~5%の販売手数料、毎年0.5~2.5%の信託報酬、さらに解約時には0.5%程度の解約手数料がかかります。
投資家が損することはあっても、証券マンの給料は保証されているわけです。

一方、ヘッジファンドは完全成功報酬制で、1円でも損失を出せば手数料はかかりません。
そのかわり儲けが大きくなればなるほど、報酬の割合は大きくなる傾向があります。

このように言うとヘッジファンドのほうが良心的に聞こえますが、ヘッジファンドはハイリスクであることも忘れてはいけません。
儲かるときは儲かるものの、損するときは莫大な損失になる恐れがあります。
投資信託は基本的に堅実な投資を心がけていて、できる限り損失を出さないような運用が中心になります。

ヘッジファンドは投資先についてはファンドマネージャーに一任し、投資家は一切関知しません。
また関与したくても知識がないのが普通です。
しかし投資信託では、一般に目論見書が発行され、投資家が内容を詳しくチェックできるようになっています。
ここで目論見書の中身を精査することが重要です。多少のリスクを取っても高収益を期待するのか、堅実に行きたいのかで、投資信託を選ぶ必要があります。
目的に合わない投資信託は解約すべきかもしれません。

とりわけローリスクローリターンな投資信託では、1%の手数料の違いが大きな差を生むことになります。
信託報酬が高すぎる投資信託は敬遠するべきでしょう。
もともと投資信託は、長期間コツコツと積み上げるのに向いた投資方法です。
資金に余裕があって大儲けを狙うのでなければ、安全確実なファンドを選ぶのが正解と言えます。