皆さんはfxと聞いてどんなイメージを持ちますか?外国の通貨が絡むと途端に難しく感じますが、仕組みを理解すれば難しいことはありません。

日本円

fxとは日本語では外国為替証拠金取引と訳される金融商品です。
現在では専業のfx業者のほかネット証券やネット銀行なども参入しており、fxは参加のしやすさや少ない資金で取引ができること、また元金に対して大幅な差益を発生するといったことから、現在ではポピュラーな金融投資のひとつとして認知されるようになっています。

一方で一般的に金融投資はハイリスクとされますが、fxはさらにハイリスクと世間では認知されています。
しかし、しっかりとした取引のルールを守ることや無理な投資をせず余裕のある資金があれば安定して利益を得られる可能性があります。
また国が認めている金融商品のひとつであり、利益に対する優遇もケースによっては受けられるメリットがあります。

fxってなに?fxの詳しい概要

fxは外国為替証拠金取引とあるように外国の為替を証拠金によって取引を行うというものです。
概要としては外国為替とは言いますが、実際には世界で流通している通貨を対象としており日本円も含まれています。
つまり世界中で流通している通貨を売買することがfxの特徴です。

詳しく説明するとfxでは、通貨ペアがありそれらを選んで売買を行います。
メジャー通貨としては、米ドル、ユーロ、日本円であり、そのほかポピュラーな対応通貨はスイスフラン、英ポンド、豪ドル、NZドルなどが知られ、さらにマイナーな国の通貨もfx業者によっては取引が可能です。
通貨ペアは1対1ですので、メジャー通貨の組み合わせとしては米ドル/日本円、ユーロ/米ドル、ユーロ/日本円の組み合わせがあります。
さらに日本で馴染みが深い通貨ペアは豪ドル/日本円、NZドル/日本円があります。
通貨ごとの概要としては米ドルは世界でもっとも流通している通貨でありあらゆる国で利用されています。このためもっとも価値が高い通貨です。

また米ドルはアメリカの経済や政治状況によって変動するため相場が読みやすいといったメリットがあります。
ユーロはヨーロッパのユーロ加盟国で使われている国の枠を超えた通貨であり、米ドルについで流通していますが、ユーロ加盟国全体で通貨の価値が変わってきます。
主要な国としてはドイツ、フランスですが、それ以外の国で経済的な問題が起こると通貨の価値が変動するデメリットがあり、複合的に相場を読む必要があります。

一方で我が国の日本円はというと世界的に見て安全通貨とされており、有事が起これば買われる傾向にあります。
また日本は輸出によって経済が成り立っていることもあり円高傾向になりがちです。
日本の指標が大きく影響することは少なくアメリカやヨーロッパの問題によって価値が変動してきます。
これらメジャー通貨は流通量も活発であり日々為替相場が動いています。

一方でfxが儲かるとされる理由は証拠金取引にあります。
証拠金取引の概要としては、直接預けたお金を使って直接売買するのではなく証拠金を預け、その証拠金から業者のお金を使って売買するというものです。
このさいにレバレッジが掛けられるので証拠金の数倍から数十倍のお金を動かすことができます。
国内ではレバレッジは個人では最大25倍に規制されていますが、1万通貨単位での取引の場合には5万円程度の資金で取引が可能ですし、1万通貨単位以下であれば5千円でも取引を開始することができます。

また手数料の仕組みもスプレッドと呼ばれる方法で行われます。
スプレッドは実際のレートに対して、上乗せされるものでメジャー通貨の場合には実質的に数十円程度の手数料で取引ができるます。
そのほかの金融商品と比べても手数料が掛からないメリットがありますし、また通貨間の金利差があればスワップ金利が発生します。
マイナスの場合には支払わなければいけませんがプラスの場合にはその通貨を保有し続けているとスワップ金利を手に入れることができます。

fxのメリットとデメリット

fxのメリットの概要としては、少ない信用力と少ない資金で儲かる可能性があるということです。
デメリットの概要としては儲かる可能性があるということは損をする可能性があるということです。

詳しく説明するとfxのメリットでは、fx業者に口座を開設し資金を入金できれば誰でも利用することができます。
口座開設のさいには審査が行われますが、過去に問題を起こしていなければまず審査に通らないということはありません。
また詳しく調べることも行われないので無収入でも口座開設が可能です。
このように誰でも開設できる理由としてはfx業者が損失しない仕組みになっているからです。

fxを利用するさいに知っておくべき用語に証拠金維持率とロスカットがあります。
証拠金維持率は損失の割合を示しているもので100%を超えている場合には、その場で決済をしても証拠金がゼロになることはありませんが、0%になると証拠金の全てを失います。
このため日本のfx業者では100%を切ると数日以内に100%に戻らなければ追証を求める仕組みとなっています。

また50%程度まで損失が増えると強制決済であるロスカットが行われます。
ロスカットはいわゆる損失の確定であり、これがfxで大損をする理由となっています。
ロスカットはデメリットとも言えますが、十分な資金があればロスカットが行われることがありませんから、あらかじめfxをはじめるさいにはどの程度の損失に耐えられるのかを考えておく必要があります。

一方でデメリットであるロスカットですが、為替相場は絶えず上下に変動しています。
このため資金に余裕があり、ナンピン買いといった戦術を使えば損失を最小限にしつつ利益を得ることも可能です。
ナンピン買いを詳しく説明すると思った方向に行かなかった場合に買い増すということで、絶えず上下に変動するFXにおいては相場が戻ったさいにいち早く損失を減らすことができる戦術です。
ただナンピン買いは潤沢な資金がなければ行えないのがデメリットで、方向性を誤ればロスカットのリスクがあります。

またスワップ金利もfxのメリットでありデメリットといえます。
詳しく説明するとスワップ金利はその通貨ペアの金利差によって得られるものです。
日本はマイナス金利ですのでほとんどの場合外国の通貨を保有すればスワップ金利が付きます。

一方で日本円を持つということはスワップ金利を支払わなければいけません。
スワップ金利はメジャー通貨でも1日あたり100円近くは付くのでこの状態で保有し続けるということは証拠金も減っていく理由になります。
このためfxで儲かるためにはスワップ金利を支払わなくても済む、または支払っても十分な利益を得られるほど相場が動いているといった必要があります。

税金に関しては、確定申告で自己申告する必要があります。
現在では分離課税がなされているので利益に対して20%の税金を支払う必要がありますが、海外のfx業者を使った場合には雑所得となり得られた利益が小さければ場合によっては分離課税よりも税負担が軽い場合があります。

北朝鮮がfxで儲けている?その背景とは

為替相場というものは、経済や地政学的な問題で大きく変動する特徴があります。
特にわかりやすいのが有事の際の円買いです。以前は有事のドル買いと言われていましたが、近年は安全資産とされる円に集中する傾向があります。
特に奇妙なことは日本がその問題の当事者であったとしても円が買われるということです。
記憶に新しいところでは北朝鮮のミサイル発射問題や2011年に発生した東日本大震災があります。
日本にとっては急激な為替変動は好ましいものではありませんが、反対にこれらがわかっていればfxを使って短期間に儲けることができるということです。

このようなことから怪しまれているのが北朝鮮がfxで儲けている可能性があるということです。
北朝鮮は度重なる経済制裁を受けながらも核実験やミサイル発射を強行しています。この問題が発生するたびに円高に振れます。
fxは国際的な取引で北朝鮮の友好国であるロシアでも行うことができますし、それ以外の国でも可能です。
このため北朝鮮が自国の行動を見込んでドル売りを仕掛けておき核実験やミサイル発射を行ってドルが下がる、つまり円高になると売却するといった方法で利益をあげている可能性が指摘されています。
近年は耐性が付いてきたためインパクトは下がってきましたが、それでも相場が一時的に激しく動くことには変わりがなくfxを行うさいに注意しなければならないポイントのひとつとなっています。

なお、円が買われる理由は安全資産のほかにもキャリートレードのポジション解消という問題もあります。
キャリートレードは、機関投資家やヘッジファンドなどが行っている手法で金利の低い通貨で資金を調達し、金利の高い通貨で運用するというものです。
日本はマイナス金利政策を取っているためキャリートレードの資金調達となっており、円で資金調達をして金利の高いアメリカ債権で運用するといったものです。
キャリートレードでは円売りの状態となっているので、ポジションを解消すると円高になることになります。

またキャリートレード以外にもコンピューターの自動売買が影響しているとも考えられます。
これは高頻度で取引することで利益を得るというもので、個人レベルの投資家には馴染みのないものです。
コンピューターがあらゆる判断を自ら行うため地政学リスクや金融政策の変更が発生すると過去の経験則をもとに売買が行われます。
つまり有事の可能性がある北朝鮮の一連の核実験やミサイル発射などは自動的に円買いを行うようになっており、この結果、円高を助長することになります。

いずれにしてもfxは世界のあらゆる場所で参加することができるため、北朝鮮が自らの行動をもとに売買を行うことでfxで儲けている可能性が十分にあります。
またfxを行うさいにはこのような通貨の特徴や機関投資家などの動きを理解することが儲かるためのポイントになります。

これからfxを始めるにあたっての心得とは

これからfxを始めるのであれば、まずはデモトレードを行ってみることです。
デモトレードで覚えるところはfxの仕組みとそのfx業者のトレード環境を知ることです。
はじめてのトレードで失敗するのが注文の出し方がわからなかったり、自らのミスで誤発注するといったことです。
もちろんこれらの失敗が儲かるといったケースに繋がることもありますが、まずはトレードの仕方を学ぶことが重要です。

また資金面も重要です。
1万通貨単位であれば5万円程度で取引が可能ですが、これは1ロットしか購入できずナンピン買いといった戦術も取れません。
全力投資はリスクがともなうため、少なくとも預けたお金の10分の1程度からスタートして最大でも半分程度に抑えるのが急激な相場変動にも耐えることができます。
5万円以上の資金を用意できない場合には1000通貨単位や100通貨単位に対応しているfx業者を選ぶことで資金に余裕をもたせることができます。
fxでは確かに短時間の取引で儲かることが可能ですが、あくまでも投資として見て反対方向に行った場合の損失レベルをあらかじめ定めておくことも失敗しない上で重要です。

現実的にfxで儲けることは難しいですが、もし安定的に利益を得られるのであれば税金についての知識も学んでおくことが必要です。
fxは確定申告が必要ですが、確定申告をそのまましてもまるまるの利益がその課税の対象になります。
日本の業者を使っていれば一律20.315%(0.315%は東日本大震災の復興税)ですから、100万円の利益を出すと20万3150円が課税の対象になります。
このため課税対象を下げるためにも経費の申告を用意しておく必要があります。
例えばfxをするための通信費や取引のためのパソコンを購入した場合などは経費として扱われそれだけ課税対象を減らすことができます。
確定申告そのものは難しいものではなく自宅のパソコンからでも行うことができます。

一方で確定申告でも白色申告と青色申告があります。
青色申告は個人事業者向けのもので帳簿を付ける必要がありますが、そのぶん大幅な控除を受けることができます。
控除を受けることができれば利益に対して掛かる税金を減らすことができます。
またfxで大金を儲けてしまった場合にも白色申告よりも青色申告の方が税務署から目を付けられずに済みます。

またfxの確定申告は損失の繰越が可能で、今年に出した損失を申告することで来年に得られた利益から損失分を差し引くことができます。
このため支払う税金を減らすことができます。
いずれにしてもfxではお金が動くため確定申告はしておくべきですし、税金に関する知識も学んでおく必要があります。
またfx取引を行ったさいの情報も記録しておくことが必要で、税務調査が入った場合にはそれらをもとに説明する必要があります。
これらの対策をしないと余計な税金を支払うことになる可能性があります。